Conscience to mutual制作記

改めてPABAT!2017お疲れさまでした。

初めての海外BMSイベントの参加でしたが、楽しかったです。

特に韓国の方の曲は日本とは違う雰囲気があってとても良い曲揃いでした!


個人的にはwhirlwindが一番でした。

女の子可愛いですね。オタク

うねるようなピアノときれいな旋律が凄くマッチングしてると思います。良かったです。


さて今回このように書いてるのは自己満でもあるんですが、内省も踏まえてということもあります。

他の方の制作などの参考になれば…備忘録として書いていきます。


まずは成績!

スコア:5033

インプレ数:52

平均:96.78

中央値:98.0


と、かなり上位まで切り詰めることができました…

インプレして下さった方、本当にありがとうございます。

自分の中では真ん中いけたらいい方かな、中央値90行けばOKかなとか見積もってましたが

良い結果で終わって良かったです!



これを作ったキッカケは本当に色々あるんですが

「今後に繋がるような新しいことがやりたい!」でした。

ボーカル、シンセ、新機材導入とか、色々ありますが順番に1つずつ。

ちょっとDTM的なお話になるので、やってない人はなんかそんなあるんだなぁ位で…





・作曲

今までの曲、セブンスコードを1つも使ってなかったという状態でした。

出来る限り自分の手法を広めるために勉強しました。

特にコード面で強い無名戦13の同期の早明浦キュウゾウさんに少し教えていただいたりしました。


(あえてロング版を載せています。。w)

早明浦さんの曲はこんな感じです。無名戦優勝した曲なんですがオシャレ満載、な曲です。

そのため今までの曲よりちょっと「オシャレ」な感じに仕上がったんじゃないかなと思います。

ここで転調させると面白くないな…とか

ある程度次の展開を読みながら作れるようになったんじゃないかなぁと思います。。



・編曲

これについては手癖満載…と、かなりボーカルに対して気を配るように作ってます。

基本ボーカルのメロディを主軸とするためにどの楽器もアルペジオ中心で作ってます。

アルペジオは音数増やしたり華やかにするために非常に自分が使う手法の1つです。

変に使うと打ち込み感・リピート感の強い(言い方悪いと手抜き)手法でもあるので

出来る限りそうならないように何回も組み直しました。特にピアノですね。

その分中間のピアノ・ロックオルガンのソロはメロディ重視のフレーズなので

目立つようになってるのかな?と思います。。

あと、この手の曲って静かで聞き飽きることが多いので(自分もよくあります)

音数を増やさず、飽きにくくするためにも

雰囲気を変えるパッドフィルターを盛り上がるところは常時薄く動かしています。

この辺は特に苦手なシンセを多用したんですがSylenth1というシンセを去年年末購入。

こんなやつです。セールをしてて結構安く買えました^^

とても有名なシンセなんですが苦手な自分でも使いやすいのと、massiveより好きな音が出ますね!

メインジャンルである民族系にもアクセントとして使いやすいので、本当に買ってよかったです。

特にプリセットがしっかりしていて、探しやすくて即戦力なのが多いです。

今回も殆どファクトリープリセットの設定を少しいじったやつばっかりですね。

ドラムやトランペットの打ち込みも出来る限りリアルに…という感じにするつもりでやりました。

これについては楽器経験(ギター、ベース、トランペット)があったので、音の処理とかも

「これ自分がやってた時の音の鳴り方(生っぽい)だな~」とか経験が役立ったと思います。

ドラムは昔の友人にちょっと演奏してもらったやつを聴かせてもらったりとかですね。

ドラマニとか譜面作ったら楽しそう(やったことないです)



・ボーカル

今回の心臓とも言える部分です。素敵な歌唱はa-mさんです。

キッカケは無名戦終わりにA-1のsakamiyaさんのSchwoeren of tearsで知りました。

いつかボーカル曲作ろうかな~と軽い気持ちでフォローしたんですが

自分がアトリエ薦めたらプレーしてたりと少し交流があった程度です。w

(アトリエ知ってる人増えてウレシイ)

実は依頼時点で知ってるボーカルさんがa-mさんだけだったというのが事実です。。

断られてたらまず作れてなかったと思います。本当にありがとうございます…


特にボーカルを初めて扱う点ではこれまたセールで買ったWaves Goldが大活躍しました。

こんなやつですね!ナンダコレ!って思いながら買いました。

今回の主軸になってるプラグインでもあります。40個もあります。無理。

まずは一通り1つ1つ触って、使い方覚えて…といった感じで使いましたが

ざっくりいうと「素人でもワンランク上の音になる!」って感じですね。

ただ、無料Vstでもこれに近いプラグインはわんさかあるので厳選すれば

そこまで買わなくてもいいものだったかな?と思います。でも使いやすい!


特に使ったのが「Doubler」というプラグイン。

これは1つの音源を3つにする影分身みたいなやつですが…

静かになるところの歌いまわしとかはこれを使って聴き手がオオッってなるようにしてます。

どんな楽器にも指すくらい使ってしまうプラグインです。。これがないと曲作れなくなってます。


あとはボーカルに必要な処理(省略)を色々して完成。

今回の歌っていただいた音声実は仮での録音があまりにも良かったので一発OKでした。

依頼して良かったと…!

メロディ、歌詞は半日で仕上げたクオリティですが

素晴らしいボーカルデータが届いてやる気が上がったのもあります^^


メロディフレーズもa-mさんの歌いやすさに合うようにデモをずっと聞いて最高音・最低音を決めて

そこから作るようにしました。

ボーカルを依頼する場合は相手を考慮して無理ない音程にするのが大事かなあと…

声質は指定無かったんですが特に「ペルソナシリーズ」を例に上げて

これっぽくお願いします!って指定したくらいですね…。

ペルソナっぽい曲にしたいな~と思って作ったのもあったので

ハモりフレーズも気持ち強めで音量大きくしています。

こういうの本当に好きなので実現できたときはちょっと嬉しかったです。

インプレにもある通りもうちょっとフワフワ感を無くすコンプ処理したらよかったなと思います。

今後の課題です。



・BGA


今回のインプレで高得点を間違いなく貰えた理由の1つに間違いないくらいです。

依頼した方はq/stolさんです。

何回見てもヤバイですね。ナンダコレ。q/stolさんは一言で言うと「凄い」です。

何でもできる人です…

依頼もかなり急で、1月中頃にBGA作ります~ってツイートを見てイケるのかな…と思い

依頼したところです。(この時には曲は完成していました)

ボーカル曲を作り慣れてて、こういうボーカル曲も難なくBGA作ってくれそうというのもあります。


正直なところ初めて外注BGA依頼だったのと時間が足りない部分で殆ど指定などはしていません。。

これについては本当に申し訳ない部分だったと思います。もっとしっかり練るのが大事ですね。

歌詞だけお渡ししたのですが、q/stolさんの捉え方で素敵なストーリーのあるBGAに仕上がりました。

話は逸れますが、このBGAに出てるひよこさんがLINEスタンプで使えます^^



BGAの依頼方法と細かい要素…

出来ればキャラクターやストーリーなども考えたほうがよかったと一番後悔している部分です。

次の作品で依頼する場合はストーリーや設定を事細かく組み込み

そして相手に負担の掛からない納期で依頼していきたいなと思います。

前例で自分が尊敬するGrandThawさんなどは本当に細かいストーリーが組み込まれています

良い曲は表現、技法だけでもストーリーが見えてくるような素晴らしいものですが

自分はまだまだそのレベルには到達していないので

出来る限りカバーするという理由もあるかもしれません。



・譜面

音ゲーならこの部分にも力を入れないとダメですね。。

今までの作品もそうなんですが

乱打系の譜面はかなり多いのもあるので、演奏感を出す一癖入れるような譜面が多いです。

(Celesteのスラー表現を出す高速折り返しや、ゴシック系のチェンバロ24分配置など)

今回は「ズレ」「ノーマル判定」です。

この要素が実際に演奏してる感覚を少しでも感じれるものだと思います。

特にピアノの旋律、楽器ソロなどもあるので…。

譜面を見ると分かりますが、ドラムとシンセ以外の殆どの楽器がズレを起こしています。

(ドラムをずらしてない理由はゲームにならなくなると考えたからです。)

これも楽器経験からなんですが人間はフレーズが分かっていると先に入る

俗にいう「ハシる」ようになるので、早入りのノーツがかなり多いです。

特に開始の音は早く入るのが人間の特性です…プロはそうじゃないと思いますが。。

ラストのロックオルガンの24分なんですが

EPのノーツが128分ほど早入りしてるのが分かると思います。

こういう微妙なニュアンスが曲としても、譜面としても大事かなと思います。

一番上手く作れたのはINSANE譜面なんですが、3時間くらいで作りました。。

逆にそれ以下の難易度はノーマル判定なのもあってかなり音選びに苦労しました。

ボーカル曲が難しい理由もちょっと分かりました。

DP・PMS譜面も作りたかったんですが、まだ経験が浅いので今回は作りませんでした。

最近音ゲーが疎かになってるので、ちょっと練習して譜面作りもできるようになりたいですね。


このような感じで今回は作りました。長々とすいません。

役に立つ内容があったら是非、役立ててください。

大した腕では無いですが……自分の備忘録としても。


ざっくりとまとめます。


今回良かった点

・曲らしい曲ができたこと

・コードワークが少し上達したこと

・ボーカル曲の一連の流れ(処理、フレーズ、作詞等)を覚えたこと

・初めて外注BGAがついたこと

今までの自分の曲は「なにか足りない」「初歩的なミス」が多かったです。

リバーブ処理を間違えていたり、コードがおかしかったり。音数が少なすぎたり。

今回は大きく目立った部分が無く、やっと基礎が固まってきたんじゃないかなと思います。

やっとDTMがスタートした…1年掛けて…と少しだけ安心した気持ちです。まだまだ素人ですが…。

BGAの表現力が曲の足りない部分を補っていてとても助けられた部分もあります。


今回悪かった点

・全体の奥行き感が足りなかった

・1つ1つの楽器表現が浅い

・音の処理が甘かった

・生音と音圧の関係

特にダイナミクス関連です。やっぱりミキシングなんだなあとまた頭抱えますね。。w

この手の曲、そして自分がメインとしてるジャンル曲はやっぱり空間がとても大事なので

改めて見直す必要があるなと思いました。

ハードコア系が多くあるBMSで同等の音圧を維持するのも生音系では調整が難しいですね。

また音源などの関係もありますが1つ1つ楽器を聴くと何処か安っぽい部分が感じられて

特にピアノがとても甘く感じました。音切り終わったあとに作り直したくなりました。

これについてはボーカルの次に重要な楽器だったので致命的だったかもしれません。

インプレでも100ptではなく98ptや96ptなどのあと一歩、の点数が多かったのも

この理由があるんじゃないかなと思っています。

この点については今後の課題として制作していきたいと思います。


また、制作に協力していただいたa-mさん、q/stolさん

色々譜面などの相談やテストプレーをしていただいた方々、ありがとうございました。

今回の結果は次に繋がるように、よりよくするためにも受け止めていきたいと思います。


今後についてですが…次はA1 Climaxかなと思います。(まだ出禁対象では無いので…)


また現在秋M3に向けて少しずつ制作中です。

自分の制作スピードが遅いので、今から作らないと。。な感じです。

ゴシックハードコアをメインとしたCDと、民族系CDの2枚を作ろうかなと考え中です。

既存曲のロング化がメインになりそうなので、好きな曲がある方はご期待ください><

編成についてはゴシックは6曲前後の既存曲ロング多め、書下ろし2曲ほど。

民族系については8~10曲ほどのコンピレーション予定です。自分は4~5曲…ですが考え中です。

BMSでは出来ない音数少ないジャンルも作っていきたいですね!しんみりとした曲とか。


M3も最近は当落が激しいようですし、無名なので出せるか怪しいですが…

今回経験したボーカルなども自分のメインジャンルである2つに取り入れれたら良いなと思います。


創作ジャンルに今回のようなオシャレ系な曲も取り入れていきたいと思います。

民族系(アトリエ系)、ゴシック、ジャズ系ボーカルの3ジャンルに絞り今後は活動していきます。

今までは色々つまむようにやってましたが。。基本をこれをしてやっていきます!


色々買いすぎてお金を使ったのもあるので次のブラックフライデーまで買うのはやめます!

買うと上手くなるというわけでもないので、まずは今ある環境をマスターしていきます^^


日々精進。。です!

これからも作品などを宜しくお願いします。



余談ですがシャリーのアトリエプレー中です!

ミルカちゃんが個人的には好きです。エスカちゃんが一番だけど。


黄昏シリーズもやっと2年かけて3作品をプレーし終わりそうなので

またちょっとでも感想書けたらよいな~と思ってます^^*

Elixir Nocturne

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